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太陽光発電の耐用年数はどのくらい?

公開日:2020/06/15  最終更新日:2020/06/17

九州エリアで太陽光発電システムを導入しようと考えている場合、寿命がどれぐらいなのかということを考慮しておくことも重要になります。ここでは、法定耐用年数や実際の寿命、そして寿命を延ばす方法について分かりやすく紹介します。

法定耐用年数と実際の寿命は違う

太陽光発電システムの寿命に関することで「17年」という数字を目にしたことがある人も多いかもしれません。しかしこの17年という数字は「法定耐用年数」と呼ばれるものであり、実際の寿命を表したものではありません。

ではこの年数は何なのかというと、減価償却の資産として使用できる期間を法的に定めた年数になります。減価償却というのは、会社が高額な機械などを購入した場合、一度に経費として計上せずに、分割して計上することを意味するものです。

そのため、その年数が「17年」という場合は、17年に渡って分割しながら経費として計上できるということになります。そしてこの年数は、産業や物品の種類ごとにそれぞれ違う年数が定められているのも特徴だと言えるでしょう。

ただし、太陽光であれば全て「17年」が適用されるのかというとそうではなく、独立型と呼ばれるものに関しては違う年数が適用されることになります。この場合の独立型とは、製造工場などの施設内で電力を消費するために設置された自家発電用のものを指します。

つまり電力会社へ売電するためではなく、発電した電力を自分の工場で使うことを目的にしているというケースです。

では独立型の年数はどうなっているのかというと、この場合は機械による生産に関わる設備を意味する「生産輸送用機械器具製造業用設備」とみなされるため、9年という年数が適用されることになります。このように独立型は、一般的な場合(17年)と比べるとかなり年数が短くなってしまうので、その点は注意しておく必要があるでしょう。

実際の太陽光発電システムの寿命とは

法的に定められた減価償却の期間である法定耐用年数は、太陽光発電システムの場合だと17年になることを先ほど説明しましたが、実際の寿命がどれぐらいになるのかということも気になるところでしょう。

一般的には「20年~30年程度」が寿命だと言われているので、それを一つの目安として考えておくとよいと言えます。

しかし太陽光というのは歴史がまだそれほど長くありませんし、十分なデータが取れているわけではないため、実際にどれぐらいの寿命があるのかということに関しては分からないことが多いのも現状です。

例えばLED照明は、寿命が10年と言われていますが、こちらも歴史が浅いので実際の寿命が分かりませんし、太陽光もこれと似たような状況にあると言えます。

太陽光が今のように広がり始めたのは「FIT法」という固定価格買取制度がスタートした2009年からです。そのため、そのときに購入された太陽光のシステムがどれぐらい持つのかということは、まだ先にならないと分からないというわけです。

ただしFIT法がスタートする以前からある太陽光システムの中には、30年以上も稼働しているものもあるため、現在考えられているより長寿命である可能性もあります。それに太陽光の技術は日々進歩しているので、さらに長寿命のものが出てくることもあり得るでしょう。

以上で説明したのは、太陽光システムにおける「太陽光パネル」の寿命なのですが、太陽光システムを構成しているものの中には「パワーコンディショナー」と呼ばれるものもあります。

パワーコンディショナーとは、太陽光パネルによって発電された直流の電力を、家庭でも使えるように交流に変換する装置のことを指します。電力会社から家庭に送電されている電力は交流ですし、電化製品も交流に対応したものになっているのです。

そのため、太陽光にはパワーコンディショナーが必要になるのですが、この機器にも当然のことながら寿命があります。パワーコンディショナーの寿命は「10年~15年程度」と言われているので、太陽光パネルの20年~30年という寿命と比べると半分しか持ちません。

なぜパワーコンディショナーの寿命が太陽光パネルより短くなるのかというと、機器自体に稼働部あり、摩耗や故障が起こりやすいからだと言えます。もちろん15年以上過ぎたからといって必ず故障するわけではありませんし、丁寧に使い続ければ長持ちする可能性もあります。

しかし、太陽光システムを20年以上稼働させる場合は、1度はパワーコンディショナーの交換が必要になることを考慮しておく必要があるでしょう。

経年劣化と寿命を延ばす方法について

太陽光パネルの寿命は、20年~30年程度だと言われていますが、長く使っているうちに経年劣化を起こすのが普通です。どんな劣化があるのかというと、パネル自体の劣化や、パネルに繋がっている配線部分の劣化が考えられます。

太陽光パネル自体の劣化としては、層間剥離やパネル表面の汚れ・変形などがあると言えるでしょう。層間剥離というのは、パネルの内部に水分が付くことで、パネル表面のガラスと太陽光電池セルが剥がれてしまう現象を指します。

この層間剥離が発生すると、その隙間に空気が入り込み、電力抵抗が生じて出力が低下してしまう原因になるのです。そしてパネル表面の汚れなども、太陽光を遮ることになるので、やはり出力の低下を招いてしまいます。配線の劣化については、長年使っていると腐食や断線を起こす可能性があり、発電量を低下させる原因になることがあると言えるでしょう。

そして以上のような劣化以外にも、長期間使用することで太陽電池そのものも経年劣化することが知られています。太陽電池が劣化すると発電量が落ちてしまうのですが、その劣化率は10年で2.5%が平均的だとされています。

しかし別の研究結果では、10年間で4.4%~12.4%低下するというデータもあるので、数%~10%以上の低下もあり得ると考えておくとよいでしょう。また、太陽光システムに必須とてなっているパワーコンディショナーについても、経年劣化が発生するため、長く使っていると発電量の低下に繋がる場合があることを知っておく必要があります。

このように、太陽光パネルやパワーコンディショナーは、経年劣化することが考えられますし、そのことは寿命にも繋がってくる問題です。

では、どうしたら寿命を延ばせるのかというと、まず挙げられるのは「劣化しにくい素材でできた太陽光パネルを選ぶ」ということです。実は太陽光パネルと一口に言っても使われている素材はさまざまであり、その劣化率には差があります。

素材の種類としては、CIS・HIT・多結晶シリコン型・単結晶シリコン型などがあり、この中ではCISが最も劣化しにくく、単結晶シリコン型が最も劣化しやすいと言われています。そのため、経年劣化をできるだけ避けたいのであればCISという素材でできた太陽光パネルを選ぶとよいでしょう。

そして太陽光システムの寿命を延ばすためには、定期的なメンテナンスを実施することも重要になります。メンテナンスは自分でおこなうこともできますが、専門業者に依頼したほうがより安心できると言えるでしょう。

 

太陽光発電システムには「17年」という法定耐用年数がありますが、これは法律上定められた減価償却の期間であり、実際の寿命とは違います。

実際の寿命は、太陽光パネルが「20年~30年程度」で、パワーコンディショナーが「10年~15年程度」というのが一般的な目安です。ただし太陽光パネルなどには経年劣化が発生するため、長期間使っているうちに出力が低下します。

寿命を延ばす方法としては、劣化しにくい素材の太陽光パネルを選ぶことや、メンテナンスをしっかりとおこなうことが挙げられます。

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